●WindowsPCを使う 基礎編 その1 (スキルアップするために!)
Windows PCは最も普及しているPCといっていいでしょう、日本でPCが普及して始めた当初は、まだWindowsというOSはなくNEC製のPC-8001シリーズから始まり、8801、9801という風に8ピットCPUのコンピュータから16ビット32ビットコンピュータへ発達していきましたが、1990年ごろにWindows3.0が登場したころからWindowsが普及し始めWindows95で技術者以外の人も使えるPCとして広まってきました。
1.パソコンを使うということは?
パソコンを使うということはどういうことか考えて見ます。
パソコンを使うということはマウスやキーボードでワープロソフトで文書を作り表計算ソフトでいろいろな計算をする事でしょうか?
昔のパソコンではBASICと呼ばれるコンピュータ言語でプログラムを書いてそのプログラムを外部記憶装置(フロッピーディスクやテープレコーダー)に記録しておいてそれを必要に応じて呼び出して仕事などに応用する事でした。
では現在のPCに当てはめてみると、必要なプログラムはつくらなくってもネット上から取得したりはじめから入っているプログラムを呼び出します。このようにコンピューター使う人(ユーザーと呼びます)が仕事などをするプログラムをアプリケーションプログラムと呼びます。
これに対してマウスを動かしたりキーボードを制御するプログラムを基本ソフト(オペレーティングシステム「OS」)といいます。
これを踏まえてコンピュータを使うということを表現してみると、OSを操作してアプリケーションソフトを呼び出し(ロードし)アプリケーションソフトを使って仕事などに応用する事が今のPCを使うということと言えます。
ここで出てきた専門用語については、今後解説なしに使います。
2.Windowsというのは?
WindosはOSでさまざまな機器(デバイス)をパソコンにつないでユーザーが使えるようにしてくれています。
USBメモリをパソコンにはじめてつなぐとOSが反応しデバイスドライバ(単にドライバということもあります)というその装置をコンピュータにつなぐためのソフトウエアをOSにセットしてくれます。このようにコンピュータ上でソフトウエアを使える状態にする事をインストールと呼びます。
Windowsではモニタ(画面)キーボード、ハードディスクなどを使える状態にしてハードディスクに蓄えてあるデータの種類から使用するプログラムを自動的に決めてそのプログラムをロードして画面に表示したり、音楽を鳴らしたりといった操作ができたり、指定したプログラムを起動して新たな音楽データや画像データなどを作りハードディスクに蓄えることもできます。
余り意識されることはありませんが、このようにOSはハードウエアとユーザーをつなぐマンマシンインターフェイスを提供する機能こそがOSの機能と言えます。
用語 | 解説 |
ユーザー | パソコンを使用する人 |
アプリケーション | ユーザーが使うプログラム |
OS | オペレーティングシステム(基本ソフトウエア) |
ロード | ハードディスク等の外部記憶からメモリ上にプログラムを呼び出すこと |
デバイス | コンピュータに接続されるさまざまな装置 |
ドライバ | デバイスを使用するためのソフトウエア |
インストール | ソフトウエアをハードディスク等に設定して使える環境を整えること |